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化学物質の管理・削減

取り組みと実績

リスク物質管理の取り組み

製品に含有され人体や生態系の環境に悪影響を及ぼす可能性がある物質を「環境リスク物質」と定義し、部品や材料への含有を原則的に禁止しています。不純物として混入の可能性がある物質は、許容値を定め対応しています。
EU(欧州連合)の有害物質規制法RoHS指令*1およびREACH規則*2や中国の電子情報製品生産汚染防止管理弁法*3に対しては、国内・海外の生産拠点に対して「グリーン調達ガイドライン」を適用しお客様の要請により必要な情報を提供しています。なお、REACH規則に対しては、必要に応じて関係省庁へ届出しています。
PRTR法*4で指定されている指定化学物質は取り扱い上の管理を厳格にしており、指定化学物質を含まない製品への切り替えを進めています。毎年取扱量の3%削減を目標にしており、2022年は35,472kgと2021年33,950kgに対し増加となりました。

  • *1 RoHS指令(Restriction of the Use of Certain Hazardous Substances in Electrical and Electronic Equipment):電気・電子部品機器に含まれる特定有害物質の使用制限に関する指令
  • *2 REACH規則(Registration, Evaluation, Authorization of Chemicals):EUで販売されるほぼ全ての化学物質について安全性評価、情報登録を義務付ける規制
  • *3 電子情報製品生産汚染防止管理弁法:中国版RoHS指令と呼ばれる電子情報製品・部品に含まれる特定有害物質の表示を義務付ける法律
  • *4 PRTR法:特定化学物質の環境への排出量の把握等および管理の改善の促進に関する法律
PRTR物質取扱量と大気への排出量
(kg)
項目 取扱量 大気への排出量
キシレン 1,270 180
トルエン 2,399 482
エチルベンゼン 346 54
ベンゼン 116 28
メチルナフタレン 28,272 59
その他 3,069 169
合計 35,472 971

対象: 日本12生産拠点(山形、甲府、岐阜、三重、山口、THK新潟、THKインテックス(仙台、三島)、日本スライド工業、THKリズム(浜松、引佐、九州))

各生産拠点での取り組み

THK常州工場

洗浄剤の変更

リターンパイプ-超音波洗浄機、ユニット組立-洗浄工程(ボールねじ、小型部品)、工機組立/部品洗浄工程で使用している揮発性の炭化水素洗浄剤を8月に水溶性洗浄剤に変更しました。結果、炭化水素が約73kg/年の削減となりました。

変更前
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変更後
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