技術情報(製品技術資料/SDSのダウンロード)

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技術資料:ボールねじのグリース封入方法

なぜボールねじにグリースを給脂する必要があるのか?

ボールねじの性能を十分に発揮するには、転がり部を正常に機能させることが重要です。

グリースを給脂せずに使用し続けると
金属接触を起こしてしまい・・・
グリースを給脂すると
金属表面が油膜で覆われ・・・
ボールねじ転動部拡大図
ボールねじ転動部拡大図
ボールねじ転動部拡大図
ボールねじ転動部拡大図
転がり部の摩擦が大きくなります。
焼付けを起こし摩耗が増えるため
早期破損の原因となります。
摩耗・発熱を減らします。
また錆の発生を防ぐメリットもあります。
ボールねじの給脂は機能を十分発揮・維持するために必要不可欠!

 

封入方法
1/2回転
1/2回転
※グリースガン:1ショット0.7㎤で
封入量7.0㎤の場合は10ショット
3倍

3倍  

 

※有効ねじ長がナット長の3倍以下の場合は、
ストローク可能範囲で動かしてください

グリースガンで1ショット封入する毎に
軸を1/2回転させながら規定量封入する

グリース封入後、ナット全長の約3倍分を
動かしグリースをナット全体に行き渡らせる

 

注意点

回転しながら封入しないとシール部などからグリースがはみ出てナットに規定量封入されません。
はみ出たグリースは拭き取り、封入方法にしたがって、再度グリースを封入し直してください。

注意点

※グリース封入量につきましてはTHKまでお問合せください

 

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技術資料:代表的なLMガイドの選び方

LMガイドは多種多様

一見同じに見えるLMガイド・・・形番は30種類以上もあります。
各形番の特長を知ることで装置に最適な形番を選定することができます。

LMガイドは多種多様

 


まず、よく使用されている代表的な4分類をご紹介します。

LMガイド 4つの分類
構造 ボールリテーナ入り 総ボール
ラジアル荷重形 SSR
SSR
SR
SR
4方向等荷重形 SHS
SHS
HSR
HSR

 

次に構造が大きく異なる「ラジアル荷重形」「4方向等荷重形」の特長を説明します。
受ける荷重の向きにより、形番選択が変わります。

「ラジアル荷重形」「4方向等荷重形」の違い
ラジアル荷重形 4方向等荷重形
ラジアル荷重形 4方向等荷重形
上からの荷重に強いLMガイドです。
LMガイドで最も多い取付け姿勢である
「水平使用」に最適です。

水平使用
どの方向からの荷重に対しても
等しい許容荷重を持っています。
「立使用、壁掛け使用」などに適しています。
立使用、壁掛け使用
【代表形番】
リテーナタイプ:SSR
総ボールタイプ:SR
【代表形番】
リテーナタイプ:SHS
総ボールタイプ:HSR

 

 

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