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Top Page > ケージずれ防止機構付きクロスローラーガイド 「VRG形」の受注を開始【ニュースリリース】

【ニュースリリース】
ケージずれ防止機構付きクロスローラーガイド 「VRG形」の受注を開始

2021年5月26日

 従来のクロスローラーガイドにケージずれ防止機構を採用したクロスローラーガイド「VRG形」の受注を5月26日より開始いたします。

 クロスローラーガイド「VRG形」は、精密ローラーを交互に直交させて組み込んだケージが、90°V溝転動面を有限ストロークで移動することで、高精度かつ軽快なスライド運動が得られる直線案内です。ケージずれの発生を防止するTHK独自のラック&ピニオン機構を採用することで、軽く滑らかな動きに安定性という利点が加わりました。

 転動体の循環がない有限ストロークタイプのクロスローラーガイドは、装置の駆動による振動や慣性力、衝撃などによってケージずれが発生することがあります。ケージずれは摺動抵抗やストローク量に大幅な変化をもたらし、場合によっては装置の故障原因にもなり得ます。ケージずれ防止機構を有した「VRG形」は、クロスローラーガイド特有のケージずれの発生を抑えると同時に、滑らかで安定した連続動作が可能となり、装置の長寿命化にも貢献します。

 「VRG形」は、半導体製造装置、電子部品の製造装置や光学式の測定器等での使用に最適です。従来のOA機器および周辺機器といったニーズ以外にも使用用途の拡大が見込まれます。

本製品は、お客様から寄せられた多くのニーズに応えて開発された新製品です。THKは、今後も幅広い分野のニーズに即した製品を開発し、提供してまいります。

特長

ケージずれの発生を防止するラック&ピニオン機構

 

THK独自のラック&ピニオン機構の採用によりケージずれの発生を防止し、安定した動作を実現します。

 

軽く滑らかな動き

精密ローラーを交互に直交させて組み込んだ
ケージが、90°V溝転動面を有限ストローク(転動体の循環がない動き)で移動するため、軽く滑らかに動き、微小送りが求められる箇所での使用に適しています。

 

高剛性で長寿命


             2列平行に配列した「VRG形」

2列平行に「VRG形」を組付けることで4方向からの荷重を受けることができます。組付け時には、すきま調整ボルトでローラーに予圧が与えられるため、高剛性の直動案内として使用できます。また、ケージに成形されたローラーポケット(油だまり)はローラーと面接触するため、潤滑油の保持が良く、金属同士の摩耗が少なく長寿命です。

 

既存製品「VR形」と互換性のある取付寸法

取付寸法は既存製品のクロスローラーガイド「VR形」と同一です。

 

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