ブックタイトルTHKアニュアルレポート2014-J

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THKアニュアルレポート2014-J

2009年度2010年度2011年度2012年度2013年度-957021451261781,153(8.2%)2181,1732081613641,90611.5%1971,1792221993671,96810.0%1161,0142251512921,6836.9%1731,0102891843701,8549.4%(億円)経営状況売上高■ アジア他■ 欧州■ 米州■ 日本■ 営業損益  営業利益率2013年度を振り返って 2013年度は、国内では期の後半になって設備投資関連の需要が回復に向かい、米州、欧州、中国の各地域における需要もおおむね堅調に推移しました。さらに、為替が前期に比べて円安で推移し、海外の各地域が増収となったことから、連結売上高は前期比10.2%増の1,854億円となりました。利益面では、売上高の増加や為替の変動などにより、営業利益は前期比48.6%増の173億円、当期純利益は前期比59.0%増の155億円となりました。 当社グループでは、LMガイドをはじめとした当社製品の市場を拡大すべく「グローバル展開」と「新規分野への展開」を成長戦略の柱として掲げています。さらに、リーマンショックを契機として新たな成長ドライバーが生まれる中、これら需要を取り込むべく成長戦略を加速させています。とりわけ新興国においては先進国より高い経済成長を背景として今後も機械需要の増加、さらにはFA(FactoryAutomation)の進展が見込まれます。そのような中、中国では販売、生産、開発体制を強化するとともに、インド・アセアン地域においても販売網を拡充するなど、将来の成長に向けた投資を積極的に行いました。また、先進国においては、電動化の進展や災害対策意識の高まりなどを背景として、消費財分野においても当社製品の需要に拡がりが見込まれる中、直動システムをはじめとした当社製品の採用拡大を図るなど、新たな市場の開拓により一層注力しました。これらビジネス領域の拡大に向けた活動に加え、経営基盤を強化すべく部門横断プロジェクト「P25プロジェクト」をはじめとした各種改善活動を積極的に推進し収益性の向上に努めました。 これらの結果、2013年度は前期に比べて増収増益とすることができました。計画に対しては、主に日本とアジアの需要が期初に想定した水準を下回ったことから、売上高、営業利益は未達成となりました。しかしながら、これまで取り組んできたP25プロジェクトをはじめとした各種改善活動の効果が現れる中、今後売上高の増加とともに着実に利益率を改善させていくことができる体制の強化が図られてきています。 当社を取り巻く経営環境を改めて振り返ると、リーマンショック以降、外部環境が大きく変動する中においても新興国を中心として当社製品に関連するマーケットは着実に成長していました。ASEANでは家電や自動車といったセットメーカーが進出THK ANNUAL REPORT 2014 7