ブックタイトルTHKアニュアルレポート2015

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概要

THKアニュアルレポート2015

社長メッセージトップラインの拡大:新規分野への展開消費財自動車住宅次世代ロボット新規分野への展開THK製品再生可能エネルギー医療機器航空機電動アクチュエータLMガイドボールねじボールスプラインクロスローラーリング資本財産業用ロボット工作機械半導体製造装置新規分野への展開成長戦略のもう一つの柱である「新規分野への展開」では、輸送用機器関連での採用拡大を目的とするFAI事業部、地震の脅威から人々の生命や財産を守る免震・制震装置を扱うACE事業部、ユニット製品・装置事業と電動アクチュエータ事業の拡大を目的とするIMT事業部の3つの専門部署を設置し、従来製品のみならず新規開発品の売上高の拡大を進めています。まず、FAI事業部においては、グローバルで順調に採用が拡大しています。ここではスタビライザリンクボールなど従来のビジネス以外にも、次世代のステアリングやブレーキ、サスペンションに加えてインテリアなど、自動車の様々な機構において直動関連製品の採用拡大に努めていきます。ACE事業部では、2011年の震災を契機として地震災害対策への意識が高まる中、当社製品の採用数が拡大しています。とりわけBCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)への意識が高まっており、サーバーや製造装置といった企業の重要な資産を地震から守る部分免震装置の需要が拡大しています。これらの需要を着実に取り込むべく、当社製品の優位性をアピールしながら積極的な営業活動を展開するとともに、市場のニーズを捉える新製品の開発に努めています。そのような中、2014年度はマスダンパーを新たに市場に投入しました。自動倉庫や精密機器向けなどにおいて引き合いは増えており、積極的な拡販に努めています。IMT事業部では、既存分野においては製品ラインナップの拡充を図っています。加えて、日本の事業体制の強化はもちろんのこと、米州、欧州、アジアへのグローバル展開を図る中で、とりわけ市場拡大が見込まれるアジアにおいて、現地での生産販売体制の基盤作りに積極的に取り組んでいきます。さらに、ロボット関連では名古屋市内に次世代産業用ロボットのショールームを開設し、多くのお客様にお越し頂く中で多数の引き合いを頂戴しています。これら3事業部が取り組む分野の他にも様々な分野でLMガイドやボールねじをはじめとした当社製品の採用は拡がっています。医療機器関連では、手術支援ロボットや歩行アシストロボットなど様々な機器での採用が拡大しています。航空機関連では、テーブル引き出し機構やコックピットドア、リTHK ANNUAL REPORT 2015 09