ブックタイトルTHKアニュアルレポート2015

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概要

THKアニュアルレポート2015

財政状態及び経営成績の分析業績分析■売上高2014年度(2015年3月期)においては、米国が牽引役となり世界経済は緩やかな回復が続きました。先進国では、日本経済は消費税増税を背景とした駆け込み需要後の反動から緩やかに改善の動きが見られ、欧州経済は後退局面から回復が続きましたが、中国を中心とした新興国経済は以前の高い伸びと比べて鈍化しました。当社グループでは、LMガイドをはじめとした当社製品の市場を拡大すべく「グローバル展開」と「新規分野への展開」を成長戦略の柱として掲げています。グローバル展開においては、新興国ではFA(Factory Automation)の進展などを背景としてマーケットは成長し、先進国でもユーザーの裾野が拡がる中、これらの需要を取り込むべくグローバルで販売網の拡充に努めています。加えて、新規分野への展開においては、医療機器や航空機、ロボット、再生可能エネルギーなど新たな分野で当社製品の採用が拡がる中、従来品のみならず新規開発品の売上高の拡大を図っています。当連結会計年度においては、工作機械向けの需要の増加に加えてスマートフォンやタブレットPCなどに関わる投資に牽引されエレクトロニクス関連の需要が増加する中、これまでに強化してきた事業体制を活かして積極的な拡販に努めました。それらの結果、需要を着実に売上高の増加に繋げることができ、さらに為替が前期に比べて円安で推移したことなどにより、連結売上高は前期に比べて322億12百万円(17.4%)増加し2,176億78百万円となりました。■売上原価コスト面では、経営基盤の強化に向けた部門横断プロジェクト「P25プロジェクト」をはじめとした各種改善活動が固定費の効率化ならびに変動費比率の低下に寄与したことなどにより、売上高原価率は前期に比べて2.3ポイント低下し69.2%となりました。■販売費及び一般管理費販売費及び一般管理費については、売上高が増加する中でも各種費用の抑制や業務の効率化に努めたことなどにより、売上高に対する比率は前期に比べて1.5ポイント低下し17.7%となりました。■営業利益これらの結果、営業利益は前期に比べて110億18百万円(63.4%)増加し283億88百万円となり、売上高営業利益率は3.6ポイント上昇し13.0%となりました。売上高(百万円)250,000営業利益/売上高営業利益率■■営業利益(左)●売上高営業利益率(右)(百万円)30,000(%)15200,000150,00020,00010100,00010,000 550,00000020112012201320142015201120122013201420153月31日に終了した1年間3月31日に終了した1年間THK ANNUAL REPORT 2015 31