ブックタイトルTHKアニュアルレポート2016
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THKアニュアルレポート2016
多くの引き合いを頂戴しており、新興国を中心に大きく拡大させることができる目処が立っています。加えて、環境保全の観点から自動車の電動化が進む中、高いエネルギー効率を誇る当社の直動製品を数多く自動車の中で採用いただきたいと考えています。この方面において開発は着実に進んでおり、一部採用が決まってきています。今年度からそれに向けた設備投資を実施し、2018年からは本格的に自動車向けの直動新製品の供給を開始する予定です。これらの取り組みに加え、今後はTHK、THKリズム、TRAにおいてトップライン拡大及びボトムライン強化の両面でシナジーの具現化を図っていきます。さらに、開発面においてもTRAのドイツの開発拠点が加わったことにより、輸送機器のみならずグループ全体で相互に強化していきます。今後の成長に向けてこれまで述べてきましたように、当社には今後も成長の機会は数多く存在し、「グローバル展開」と「新規分野への展開」、「ビジネススタイルの変革」によりビジネス領域を拡大させることができるものと考えています。そのような中、産業機器事業におけるグローバル化が進むとともに、TRAのグループ化により従業員の約60%が海外人員となることから、さらなる成長へと繋げるべくグローバルでの組織再編による経営の効率化や人財育成の仕組みづくりをダイナミックに実施していきます。これらの取り組みにより、着実に売上・利益ともに伸ばして企業価値の増大に繋げ、株主様をはじめとするステークホルダーの皆様のご期待にお応えしていきます。なお、株主還元につきましては、将来の成長に向けた投資機会が数多くあることに加え、当社のビジネスは需要変動が大きいため4ヵ年の周期で見ていることなどから、従来は4ヵ年の平均で配当性向20%を掲げていました。しかしながら中期経営計画において、それを30%に引き上げることとし、2017年3月期も30%を予定しています。従って当面は4ヵ年の平均で配当性向30%をベースとして継続していきたいと考えています。皆様方におかれましては、引き続きご支援賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。2016年7月THK株式会社代表取締役社長THK ANNUAL REPORT 2016 11