ブックタイトルTHKアニュアルレポート2016

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概要

THKアニュアルレポート2016

研究開発THKは「世にない新しいものを提案し、世に新しい風を吹き込み、豊かな社会作りに貢献する」との経営理念のもと、創造開発型企業として独創的な製品開発を続けています。次世代を見据えたグローバルR&D体制THKは、テクノセンター(東京都)を新製品の研究開発拠点に、基幹の直動システムに加えてメカトロ、民生、輸送機器市場をターゲットにタスクフォースとして研究開発に取り組んでいます。さらに、「新規分野への展開」を新製品開発の側面から推進すべく、免震・制震装置、医療機器、航空機、再生可能エネルギー、ロボットなどの消費財に近い分野において、直動システムのコア技術とノウハウを活かした製品開発に努めています。海外においては、2010年に中国に海外初となる研究開発拠点を設置し、2012年にはその専用棟となるR&Dセンターを稼動させています。さらに2015年には、新たに連結子会社となったTHK RHYTHM AUTOMOTIVEのドイツの研究開発部門を加え、多様化する世界のニーズに即した製品開発を図っています。2016年3月期の取り組み~E 3コンセプトの具現化~THKは、独創的な発想と独自の技術を活かしながら、Ecological、Economical、Endlessをキーワードとした「E 3コンセプト(キュービックEコンセプト)」をメインテーマに掲げ、研究開発に取り組んでいます。このテーマのもと、2016年3月期はさらなる用途拡大に向けて開発スピードの向上を図るとともに、5年先、10年先を見据えた独創的かつ魅力的な製品の開発を進めました。その結果、2016年3月期も新たな用途開拓に結びつく製品を開発することができました。産業機器分野では、LMガイドや電動アクチュエータをはじめ、お客様の生産ラインの自動化に貢献する各種新製品を開発しました。さらに、免震・制震装置、再生可能エネルギー、航空機、医療機器、ロボットなどの新規分野において、市場の開拓並びに拡販に向けた製品開発に注力しました。2017年3月期の活動方針と施策2017年3月期も引き続きさらなる用途拡大に向けた効率的な製品開発に努めていきます。具体的には、顧客利便性を追求するとともに、より生産性と品質を考慮した設計を推進していきます。加えて、基本開発と応用開発を同時に進行させることにより、早期の収益化を実現できる製品の開発に取り組んでいきます。さらには、グローバル規模で開発力を強化する中、今後はグループ会社間での技術交流を積極的に推し進め、相互の技術転用によるシナジー効果を最大限に発揮し、新製品の開発に繋げていきます。研究開発費(百万円)6,0004,0002,000テクノセンター(東京都)02012 2013 2014 2015 20163月31日に終了した1年間22 THK ANNUAL REPORT 2016