ブックタイトルTHKアニュアルレポート2016

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概要

THKアニュアルレポート2016

財政状態及び経営成績の分析業績分析■売上高2016年3月期においては、中国をはじめとする新興国で経済成長が鈍化した一方、欧米を中心とした先進国がけん引役となり世界経済は緩やかな回復が続きました。日本では経済は緩やかな回復基調が続いたものの、輸出や生産など一部では弱い動きが見られました。当社グループでは、LMガイドをはじめとした当社製品の市場を拡大すべく「グローバル展開」、「新規分野への展開」、および「ビジネススタイルの変革」を成長戦略の柱として掲げています。グローバル展開においては、中国をはじめとした新興国ではFA(Factory Automation)の進展などを背景としてマーケットは成長し、先進国でもユーザーの裾野が拡がる中、これらの需要を取り込むべくグローバルで販売網の拡充に努めています。新規分野への展開においては、自動車部品や免震・制震装置、医療機器、航空機、ロボット、再生可能エネルギーなど新たな分野で当社製品の採用が拡がる中、従来品のみならず新規開発品の売上高の拡大を図っています。加えて、ビジネススタイルの変革においては、製販両面でIoT、クラウド、AI、ロボットを徹底的に活用することにより、ビジネスの進め方や仕組みを変革させ、ビジネス領域のさらなる拡大を図っています。当連結会計年度においては、これまで強化してきた事業体制を活かしてグローバルで積極的な拡販に努めました。また、輸送機器関連事業のさらなる拡大を目的として、当社グループは2015年8月31日にTRW Automotive Inc.(現在はZFFriedrichshafen AGのグループ企業)から欧州及び北米のL&S(リンケージアンドサスペンション)事業を譲り受け、THKRHYTHM AUTOMOTIVE(TRA)として4社を連結対象としました。これらに加え、為替が前期に比べて円安で推移したことなどにより、連結売上高は前期に比べて227億99百万円(10.5%)増加し2,404億78百万円となりました。■売上原価コスト面では、将来の成長に向けた投資に伴う固定費の増加などにより、売上原価率は前期に比べて2.6ポイント上昇し71.8%となりました。■販売費及び一般管理費販売費及び一般管理費については、売上高が増加する中でも各種費用の抑制や業務の効率化に努めた一方、事業譲受に伴う取得関連費用が14億87百万円発生したことなどにより、売上高に対する比率は前期に比べて0.8ポイント上昇し18.5%となりました。■営業利益これらの結果、営業利益は前期に比べて52億18百万円(18.4%)減少し231億69百万円となり、売上高営業利益率は3.4ポイント低下し9.6%となりました。売上高営業利益/売上高営業利益率営業利益(左)売上高営業利益率(右)(百万円)250,000(百万円)30,000(%)15200,000150,00020,00010100,00010,000550,00002012 2013 2014 2015 201602012 2013 2014 2015 201603月31日に終了した1年間3月31日に終了した1年間THK ANNUAL REPORT 2016 31