ブックタイトルTHKアニュアルレポート2018

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概要

THKアニュアルレポート2018

事業レビュー>地域別の概況/事業別の概況事業レビュー事業別の概況中国事業環境と業績概要中国では、期の後半にかけて米中貿易戦争の影響により設備投資に幅広く調整の動きが見られた一方、当社グループにおいては、それまで好調に推移していたエレクトロニクス関連、自動化・ロボット化関連などにおける需要を着実に取り込み売上高につなげました。その結果、売上高は492億円となりました。2018年12月期の取り組み販売面販売網の拡充と新規分野・新規顧客の開拓を進める中、2018年5月よりOmniアジア他事業環境と業績概要期の後半にかけて米中貿易戦争の影響によりアジア経済でも減速感が広がりました。一方、インドやASEANを中心にそれまで好調に推移していた需要を着実に売上高につなげた結果、売上高は287億円となりました。2018年12月期の取り組み販売面台湾では、既存顧客の深耕に加え、流通販売網の拡充や顧客サービス強化などによる幅広い顧客への販売を強化するとともに、新規分野において免震装置の需THKの中国向けサービスを開始しました。セミオーダー短納期品の市場投入に加え、販売店約60社にECサイト上のアカウントを付与するなど、幅広い顧客向けの効率的な販売を強化しました。生産面増産設備の早期立ち上げや既存設備の有効利用により生産能力を強化するとともに、自動化・ロボット化やIoTを活用したデータ集計により生産性の向上を図りました。輸送機器では、THKリズム常州における増築を開始し、トップライン拡大に向けた準備を着実に進めました。要創出を図りました。ASEANでは引き続きOmni THKの展開を強化するとともに、幅広い地域で代理店や顧客向けの技術セミナーを開催し、THK製品の優位性を訴求しました。生産面ベトナムでは2018年11月にTHKMANUFACTURING OF VIETNAMの増築新工場が完成し、ミニチュアLMガイドの増産を開始しました。中長期的な需要拡大が見込まれるインドでは2020年1月の新工場稼働に向けて第一期投資を開始しました。売上高(百万円)50,00040,00030,00020,00010,0000CHINA※3月期決算の連結対象会社は9カ月間、12月期決算の連結対象会社は12カ月間の変則決算となっています。ASIA AND OTHER売上高(百万円)30,00025,00020,00015,00010,0005,000041,41028,30227,967 29,513 24,89622,97120,70021,243 49,22815/3 16/3 17/3 17/12※18/1228,77215/3 16/3 17/3 17/12※18/12※3月期決算の連結対象会社は9カ月間、12月期決算の連結対象会社は12カ月間の変則決算となっています。中長期的な成長に向けた取り組みデジタルテクノロジーの急速な進化、地球環境保護機運の高まり、そして先進国における人手不足や長寿命化などのマクロ動態の変化がメガトレンドを形成する中、「AI、IoT」の進展の波が「CASE」というキーワードをもたらし、それは自動車業界にとどまらず、あらゆるモノづくり産業に影響していくものと考えられます。特にそれらを強く推し進めているのが、「インダストリー4.0」だと考えられ、モノづくりやサービス産業などのあらゆる分野で「自働化・省人化・省エネ化」も大きく進展していくでしょう。そして、これらの変化のキーワードから、THKの様々なソリューションが求められており、その成長ポテンシャルを顕在化すべく産業機器及び輸送機器の両事業において各種取り組みを進めています。中長期的なマーケットの拡大メガトレンドテクノロジーの変化デジタルディスラプション地球環境の変化保護機運の高まりマクロ動態の変化先進国における人手不足・長寿命化グローバル生産体制の拡充変化のキーワードAI・IoTインダストリー4.0省エネ化CASE自働化省人化産業機器事業では、中長期的なトップライン拡大を支えるべく、グローバルで生産体制の強化を進めています。2018年11月にはTHK MANUFACTURING OF VIETNAM(ベトナム)、2019年3月には山形工場と、それぞれの敷地内で増築新工場が完成し稼働を開始しました。2019年1月には、THK India(インド)設備投資額の推移(億円)4003002001000産業機器事業91158 166 16131615/3 16/3 17/3 17/12※18/12※3月期決算の連結対象会社は9カ月間、12月期決算の連結対象会社は12カ月間の変則決算となっています。THK India(インド)2019年1月着工2020年1月完成予定品目:LMガイド購入土地面積:約205,000m2第1期床面積:約34,000m2ニーズ高品質な部品見える化電動化における新工場が2020年1月の稼働に向けて着工しました。今後も時代の潮流に伴う変化のキーワードから、中長期的な拡大が見込まれる需要を着実に取り込むべく、引き続き生産体制の強化を図っていきます。山形工場(日本)増築新工場2019年3月完成品目:アクチュエータ、ボールねじ、LMガイド床面積:約32,000m2THKのソリューション半導体関連向けFA関連向け製品サービスロボット関連製品医療機器向け製品Omni THKOMNI edge電動アクチュエータ次世代自動車部品TMV(ベトナム)増築新工場2018年11月完成品目:ミニチュアLMガイド床面積:約16,000m222 THK ANNUAL REPORT 2018 THK ANNUAL REPORT 2018 23