ブックタイトル第43期 中間報告書
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第43期 中間報告書
?株主の皆様へ?連結業績ハイライト代表取締役社長寺町彰博株主の皆様におかれましては、ますますご清栄のことと存じます。当第2四半期連結累計期間においては、欧州政府の債務問題が続く中で新興国の経済成長が鈍化し世界経済の減速へと波及しました。海外では、米国経済は相対的に堅調に推移しましたが、欧州経済は後退局面に転じ、欧州が最大の輸出先となる中国、さらには他の新興国においても成長は鈍化しました。国内では、復興需要やエコカー補助金などにより内需を中心として回復基調で推移しましたが、海外経済の鈍化を背景として輸出に弱い動きが見られました。当社グループでは、「グローバル展開」と「新規分野への展開」によるビジネス領域の拡大を成長戦略として掲げ、事業を展開しております。(百万円)150,000125,000100,00075,00050,00025,0000アジア他欧州米州日本92,12016,3677,57410,64957,528売上高上期下期上期下期上期第41期98,54120,0708,53210,16259,776103,20820,75410,48411,19860,771第42期93,65815,9539,49411,08057,12887,43214,7048,36111,51852,848第43期※地域別売上高は海外売上高ベースです。日本 13%減欧州 20%減スマートフォンやタブレットPCなどに関る投資に牽引されエレクトロニクス関連を中心に需要が緩やかな回復基調で推移する中、積極的な営業活動を展開するとともに新規分野への開拓に、より一層注力しました。しかしながら、夏場以降エレクトロニクス関連を中心として需要が減少したことなどにより、減収となりました。経済が後退局面に転じる中、アジア経済の成長の鈍化を背景としてこれまで需要を牽引していた機械メーカーのアジア向けの輸出も減少しました。そのような中、当社においては製販一体となって既存顧客の取引拡大並びに新規分野を開拓すべく積極的な営業活動を展開しましたが、全般的に需要が減少したことなどにより、減収となりました。米州3%増アジア他 29%減経済が堅調に推移する中、自動車生産が好調に推移し、設備投資は緩やかに増加しました。そのような中、製販一体となって既存顧客との取引拡大並びに新規分野の開拓に努めた結果、工作機械、一般機械、輸送用機器向けなどにおいて売上高を増加させ、増収とすることができました。※各地域の増減率は前年同期比です。スマートフォンやタブレットPCなどに関る投資に牽引され、春先以降小型の工作機械向けなど一部の需要に改善の動きが見られました。そのような中、これまで強化してきた販売網を活かし積極的な営業活動を展開しましたが、小型の工作機械向けを除き全般的に需要が低調に推移したことなどにより、減収となりました。とりわけ中期的な需要の拡大が見込まれる中国では、積極的に販売網を拡充するとともに生産能力の増強を図ってまいりました。加えて、その他新興国においてもメキシコで新たな工場の建設に着工するなど、将来の成長に向けた投資を積極的に行っております。また、震災を契機として拡大する免震・制震装置の需要を着実に取り込むべく積極的な拡販に努めるなど、新たな市場の開拓により一層注力しております。当第2四半期連結累計期間においては、前半はスマートフォンやタブレットPCなどに関る投資に牽引されエレクトロニクス関連を中心として需要に回営業利益(百万円)(百万円)15,00015,00012,278 12,461四半期純利益復の動きが見られる中、積極的な拡販に努めました。しかしながら、夏場以降それらの需要が減少したことなどから、連結売上高は前年同期比15.3%減の874億円となりました。利益面では、経営基盤の強化に向けた部門横断プロジェクト「P25プロジェクト」をはじめとした各種改善活動が減益幅の抑制に寄与しましたが、売上高の減少幅が大きかったことなどにより、営業利益は前年同期比41.2%減の73億円、四半期純利益は前年同期比38.8%減の37億円となりました。当社を取り巻く環境といたしましては、欧州政府の債務問題や中国経済の減速など先行きに不透明感が高まってきており、短期的にはアクセルとブレーキの両方に足をかけた慎重かつ柔軟な舵取りが重要となってきます。しかしながら、「グローバル展開」と「新規分野への展開」により、10,0005,0009,5657,284 7,33110,0005,0005,7068,2536,1116,5303,742ビジネス領域を拡大させるという当社の成長戦略にまったく変更はありません。従いまして成長戦略を今後ますます加速させるとともに、P25プロジェクトをはじめとした各種改善活動を通してコスト競争力を強化し中期的には業績を成長させてまいります。株主の皆様におかれましては、引き続きのご支援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。0上期下期上期下期上期0上期下期上期下期上期第41期第42期第43期第41期第42期第43期1 2