THKは社名に込められた3つの理念(Toughness:頑丈で長持ちする製品の提供、High Quality:世界最高品質の製品の提供、Know-How:お客様にノウハウを提供する「ソリューション企業」であり続ける)の下、お客様の心で考え、行動し、検証する「顧客志向」の立場で日々営業活動を行っています。
日本、米州、欧州、アジアの4極において、現地で生産して販売するという需要地における製販一体体制(営業拠点122か所、生産拠点37か所)を構築しています。また、お客様とのコミュニケーションプラットフォームとして展開している「Omni THK」の機能を拡充しています。さらに、当社製品を多くのお客様に知っていただくため2019年度は、国内で22回、海外で32回の展示会に出展しました。また、展示会以外にもお客様に直接ご説明する場としてのプライベートショーや技術セミナーを随時開催しています。
2019年12月からはLMガイドの故障および潤滑診断、予兆検知等のネットワーク機能を備えたOMNIedgeの受注を開始しました。センサをつけるだけで部品状態を見える化し、保全業務の効率化、在庫管理コストの削減、設備稼働率の向上を図ることができます。
当社は2007年に地震の揺れの再現とともに、免震装置が働いた場合の揺れの低減効果を実際に体験できる「免震体験車」を免震装置メーカーとして初めて開発しました。
2016年には車両を更新し、運行開始から12年目を迎えた2019年度は北海道から九州まで22か所の都道府県を回り、75日間で合計11,063名の方に乗車体験いただきました。12年間での乗車人数は、計131,537名になります。将来予想される巨大地震に備えるためには、皆様の防災意識向上と有効な対策を講じることが必要です。「免震体験車」は全国各地で開催される、各種展示会やイベント等に出展しています。出展スケジュールは、当社免震ウェブサイトのイベント情報で確認できます。皆様のお近くで「免震体験車」を見かけましたら、ぜひともお立ち寄りいただき防災意識の向上のためにも免震効果を体験ください。
2019年11月9日(土)、岐阜県立岐南工業高校(岐阜市)の学校祭「Ginan Festival2019~令和への第一歩~」で当社の免震体験車を使った免震体験会が開催されました。
もともと先生方から「生徒に地震や地震対策の知識を深めてもらい、土木科の学習内容を広めたい」と、免震体験会を学校祭で主催したいとのお話を頂戴し、それに先立ち当社 小牧支店が中心となり土木科の生徒さん向けに免震技術の勉強会を行いました。学校祭当日は土木科の生徒さんご協力のもと、校内の他科の生徒さん、保護者、さらに地域の方々総勢287名の皆様に免震・非免震の比較体験をしていただきました。
2019年12月にIMT事業部ロボット部が開発した自律移動制御システム「SIGNAS」は、産業の現場でRT*1ミドルウェア*2を用いたロボットシステムの普及に顕著な実績を挙げたとして一般社団法人日本ロボット工業会ロボットビジネス推進協議会から第5回RTミドルウェア普及貢献賞を受賞しました。