2018年10月17日
製品
THKとミズノがヒューマノイド型ロボット用「エアリージャケット」共同開発【ニュースリリース】
THKとミズノ株式会社(以下ミズノ)は、ロボットが発する熱を排除して稼動効率を向上させるヒューマノイド型サービスロボット用「エアリージャケット※」を開発しました。
※ミズノ独自のパターン設計とファンにより空気の流れをコントロールするワークウエアです。
このワークウエアを着用させることによってTHKが開発した「SEED-Noid」の上半身、特に腕にあるモーターから発する熱を効率よく袖口に換気し、温度上昇をウエア内2.2度、腕部4.3度抑え、長時間の連続稼動を実現します。このようなロボットの空冷ウエアは日本で初めてです。
これはミズノが長年スポーツウエアの開発で培った技術を一般生活者向け用途として展開したワークウエアを、人だけでなくロボットに応用したものです。
THKのロボット
THKは、一般環境の中で、人へのサービスを行うサービスロボット分野への展開を推進しています。2012年に第5回ロボット大賞を受賞したサービスロボット向け要素部品群「SEED-Solutions」は、小型、少配線、小電力をコンセプトとして多くのお客様へ提供しています。
近年、これら要素部品を用いた「SEED-Noid」の受注販売を行っています。成人サイズの大きさと、人と同等のスタイリングを持ち、実世界への作業能力を持った、人型プラットフォームロボットとして、さまざまな分野での応用が期待されています。
今回のミズノとのコラボレーションによって開発した「エアリージャケット」を着用することにより、更なる適用分野の拡大が見込まれ、サービスロボットの活用を推進していきます。