取付手順
サポートユニットの組付け
- 固定側サポートユニットをねじ軸に組付けます。
- 固定側サポートユニット挿入後、ロックナットを締付セットピース、六角穴付き止めねじで固定します。
- ねじ軸に支持側ベアリングを取付止め輪にて固定し、支持側ハウジングに組込みます。
- 注) サポートユニットは分解しないでください。
ねじ軸をサポートユニットに挿入する場合オイルシールのリップがめくれないように注意してください。
六角穴付き止めねじでセットピースを締付ける際は、ゆるみ防止のため、六角穴付き止めねじに接着剤を塗布後、締付けを行なってください。また、過酷な条件下でのご使用に際しては、その他のゆるみ止めを検討する必要がありますので、THKにお問い合わせください。
ロックナットRN形使用時の締付けトルク参考値を 表1 に示します。
- 注) サポートユニットは分解しないでください。

表1 ロックナットRN形使用時の締付けトルク参考値
単位:N・cm
サポートユニット 呼び形番 |
RN呼び形番 | 締付けトルク |
---|---|---|
EK/FK 4 | RN 4 | 75 |
EK/FK 5 | RN 5 | 120 |
EK/FK 6 | RN 6 | 160 |
EK/FK 8 | RN 8 | 370 |
EK/FK/BK 10 | RN 10 | 620 |
EK/FK/BK 12 | RN 12 | 860 |
EK/FK/BK 15 | RN 15 | 1300 |
BK 17 | RN 17 | 3200 |
EK/FK/BK 20 | RN 20 | 3400 |
FK/BK 25 | RN 25 | 7300 |
FK/BK 30 | RN 30 | 15000 |
BK 35 | RN 35 | 21600 |
BK 40 | RN 40 | 34400 |
- 注) ロックナットRN形寸法は ロックナット寸法表を参照ください。
テーブルおよびベースへの組付け
- ボールねじナットをテーブルに、ブラケットを使用する場合にはブラケットに挿入し仮締めします。
-
固定側サポートユニットをベースに仮締めします。
このときテーブルを固定側サポートユニット側に寄せて芯出しをし、テーブルがスムーズに移動できるように調整してください。- 固定側サポートユニットを基準にする場合は、ボールねじナット外径とテーブルまたはブラケット内径にすきまを持たせて調整してください。
- テーブルを基準にする場合、角形サポートユニットの場合は芯高さをシム調整、丸形サポートユニットの場合は外径と取付部内径にすきまを持たせて調整してください。
- テーブル支持側サポートユニットに寄せて芯出しをし、テーブルを数回往復させ全体が滑らかな動きになるように調整しベースに仮締めします。

精度確認および本締め
ボールねじ軸端の振れ、軸方向すきまをダイヤルゲージで確認しながらボールねじナット、ナットブラケット、固定側サポートユニット、支持側サポートユニットの順で本締めします。

モータとの連結
- モータブラケットをベースに取付けます。
-
モータとボールねじをカップリングで連結します。
注)取付精度に注意してください。
- ならし運転を十分行ってください。
