フラットローラー
フラットローラーは、鋼板をM形状にプレス成形して剛性を上げ軽量化したケージのポケットにJISB 1506に準ずる精密ローラーが組込まれています。ローラーはケージポケットで保持され脱落しない構造となっています。このフラットローラーは2つの転動面間に狭まれて使用されるので、テーブルが動くにつれ同じ方向にテーブルの移動量の1/2だけ移動します。例えばテーブルが500mm動くとフラットローラーは同じ方向に250mm移動します。
フラットローラーはプレーナ、プラノミラ、ロール研削盤などの大型工作機械や平面研削盤、円筒研削盤、光学測定器などの高精度を必要とする箇所に最適です。
特長
構造と特長
フラットローラーは、鋼板をM形状にプレス成形して剛性を上げ軽量化したケージのポケットにJISB 1506に準ずる精密ローラーが組込まれています。ローラーはケージポケットで保持され脱落しない構造となっています。このフラットローラーは2つの転動面間に狭まれて使用されるので、テーブルが動くにつれ同じ方向にテーブルの移動量の1/2だけ移動します。例えばテーブルが500mm動くとフラットローラーは同じ方向に250mm移動します。
フラットローラーはプレーナ、プラノミラ、ロール研削盤などの大型工作機械や平面研削盤、円筒研削盤、光学測定器などの高精度を必要とする箇所に最適です。
耐荷重性能が大きい
ローラーが小さなピッチで組込まれているので許容荷重が大きく、条件によっては焼入硬化されていない鋳物の転動面でも使用できます。また、テーブルのたわみ剛性はすべり面の場合とほとんど変わりません。
90°V面と平面用の組合わせ精度を標準化
各種機械のテーブル、サドルのナローガイド方式で最も一般的な90°V-フラットの摺動面に組付けられるように標準化されているので、大幅な設計変更をせずに使用できます。
ローラータイプの直動システムで最も軽いフリクション
軽量で剛性のあるケージでローラーを整列保持しているので、ローラー同士の相互摩擦がなく、ローラーのスキュー(たおれ)がおさえられます。このため摩擦係数はµ=0.001~0.0025と小さく、すべり面で問題になるスティックスリップは生じません。
ケージの接続はワンタッチ
大型機械に組込む場合、ベットの上で簡単にフラットローラーが接続できるのでどんなに長尺の場合でも組付けが容易です。