ユーティリティスライド ATG形

ユーティリティスライドATG形は、物流、鉄道分野の要求に応えるため、THKがLMガイドで培ってきた技術と従来のスライドレールのメリットを活かし、許容荷重の向上、長寿命化を実現しました。

ATG形は既存のスライドレールと異なり、アウタメンバ、インナメンバに熱処理を行い表面硬度を高くし強度を上げました。
これにより既存のスライドレールに比べ、高負荷、高耐久を実現し、許容荷重の向上や長寿命化に貢献します。

ATG形はサーキュラーアーク溝の採用により優れた調整能力を発揮し、多少の取付け面誤差が生じても、取付け時の調整が容易です。

サーキュラーアーク溝を採用したATG形は、従来品（ゴシックアーチ溝）よりも差動すべり量が少ないため、ストロークエンドのロック現象抑制が可能です。これにより、安定した装置稼働に貢献します。

• ※1 許容荷重は製品２本を1組としたときの値になります。また、インナメンバ中心位置に荷重中心を取った箇所の荷重をベースに、許容面圧より算出しています。
• ※2 組立時のボール調整ですきまゼロ狙い、摺動抵抗値が上限以内になることとしています。
• ※3 使用温度範囲外で使用する場合はTHKにお問い合わせください。