社員インタビュー
Reiji Abe
課長
2004年入社
外国語学部英米語学科卒業
アメリカという広い市場を飛び回りながら、
THK製品でお客様の事業を
支えていく醍醐味。
●one of themではなくI am the oneとして
シカゴ近郊にあるTHK America, Inc.は北米エリアのヘッドクォーターであるため、全米各地を回りながら営業を行っています。とにかく広い国なので、出張には飛行機が欠かせませんし、自動車でお客様を訪問するときも片道2時間ぐらいは普通です。ときには片道5時間なんてケースもありますから、スケジュールの立て方は日本にいたときとはまったく異なりますね。
また、日本国内ほどサポート体制が充実しているわけではないので、多くのことを自分ひとりでこなさなければなりません。私自身、注文の入力から納期管理、図面依頼など、営業に関することはすべて行ってきたつもりです。海外勤務が決まったとき、駐在員の先輩に「アメリカではone of themではなくI am the oneになるんだよ」とアドバイスされました。誰かがやってくれるだろうなんて待っていたら何も進みません。やるべきことを自ら探して、自ら考えて行動してきたからこそ、さまざまな経験ができ自分の成長も実感できたのだと思います。そんな貴重な経験ができたのも、自分を信じて挑戦させてくれた上司やサポートしてくれた人たちのおかげだと感謝しています。
●THKのブランド力はアメリカでもナンバーワン
学生時代から海外で働きたいと思っていただけに、THKは理想の就職先でした。成長戦略の一つとして海外市場の拡大を掲げていたからです。
もちろん、最初は日本国内で仕事を覚える必要があり、私も支店に配属されて営業を始めました。そんな生活がしばらく続くものと思っていた入社2年目の終わり、いきなり支店長に呼ばれ、アメリカへの転勤を打診されたのです。その理由は、大手のお客様がテキサス州に工場を建てることになり、主要サプライヤーとして支援を依頼されたため人員が必要になったのと、先に駐在していた人が、近々、帰任する予定になっていたからでした。急な展開に驚いたものの、幸い、妻も応援してくれたので、まだ半人前であることはわかっていたものの、「行かせてください」と答えました。
赴任直後はお客様の工場の中に臨時オフィスを設け、商談だけでなくTHK製品に関する技術講習を行っていました。また、部品の交換などにはできるだけ立ち会い、先方の技術者と一緒に作業をするなどして、現場感覚で仕事を覚えていきました。
THKはアメリカに生産拠点を持つ唯一のLMガイドメーカーであるため、MADE IN USAの製品を届けられるのは大きな強みになっています。その分、お客様からの期待も大きく、難しい要求もありますが、ナンバーワンメーカーとしてのプライドを持って、「俺たちならやれるんだ」という気持ちで仕事に取り組んでいます。
阿部 礼二のONEDAY
- 07:30出張先のホテルで起床。朝は苦手で、起きる時間はいつもギリギリになってしまう。現地スタッフとホテルのロビーで待ち合わせ、訪問スケジュールや打合せの内容の確認。
- 09:00航空関連メーカーを訪問し、新規開発案件への提案を行う。
- 10:30医療器メーカーで生産計画の確認。当初の予定より進行が早く、納期の督促が必要だと判明して関係各所に連絡を入れる。
- 12:00アメリカでは非常に多いBBQレストランで昼食。一番人気のバーベキューリブに舌鼓を打つ。
- 14:00組立装置メーカーを訪問し、THKの新製品に関するPRを行う。
- 16:00国内線で帰宅するため空港に到着。フライトまでの時間はパソコンを立ち上げてメールチェックなどに費やす。
- 20:00帰宅。子供たちから出張先で何を食べたのか聞かれる。とりあえずビールを1本飲みながら説明。
[PRIVATE TIME]
仕事に専念する平日のバランスが大事。
月の半分は出張で家を空けているため、一緒にいられる休日には、できる限り家族のために時間を使う。日中は子供たちを連れて近くの公園に行き、友人の子供も交えて野球やサッカー、テニスなどスポーツ三昧。また、妻にも楽をさせてあげたいので夕飯づくりを担当し、アメリカの家庭なら常備しているBBQコンロで肉を焼いたりしている。