本ページでは、THKが独自開発したEV向け先進技術をご紹介します。
乗り心地や操作性・安定性などを向上させる可変磁束型インホイールモーターやステルスシートスライドシステム、アクティブサスペンションなどTHKの先進技術を搭載したコンポーネントを多数展開しており、新しいモビリティ社会の実現に貢献いたします。

EV向け先進技術

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THK独自開発のEV向け先進技術

ステルスシートスライドシステム:SLES

ステルスシートスライドシステム:SLES

シート座面内部とフロア接合部に、LMガイド(直動案内)が配置されています。専用のアクチュエーターでスライドさせることにより、コンパクトな設置面積でありながら、ロングストロークが可能です。

可変磁束型インホイールモーター:enemo

可変磁束型インホイールモーター:enemo

インナーロータータイプのインホイールモーターで、左右独立駆動により操縦安定性が向上します。くわえて、THKの高剛性ボールねじスプラインを使用した可変磁束機構により、高トルクと高回転を両立します。さらに、THKのRガイドをリアステアに組込むことで大きな舵角を有した4WSが可能となり、理想的な走行ラインに貢献できます。

電動ブレーキ:ESB

電動ブレーキ:ESB

バイワイヤー(電気制御)で4輪独立ブレーキを司るシステム。アクチュエータ内に剛性の高いTHKのボールねじを採用することで、大幅な軽量化とコンパクト化に貢献します。

アクティブサスペンション:ALCS

アクティブサスペンション:ALCS

THKのボールねじスプラインを駆動させて、路面の凹凸に対応した車高調整と姿勢制御が可能です。高速走行時には、車高を下げて空気抵抗を減らし、非接触給電時には給電効率を上げることができます。オフロード走行や段差乗り越え時には、車高を上げることも可能です。

MR流体減衰力可変ダンパー:MRDT

MR流体減衰力可変ダンパー:MRDT

THKは免震技術を有しており、地震の揺れを吸収・制震する粘性体とボールねじを使用したロータリーダンパーをラインナップしています。この製品技術とMR流体を組合せることで、サスペンションの減衰力を電子制御で可変させ、振動を吸収し、車高制御可能なALCSと協調制御が可能です。

非接触給電システム:CLPS

非接触給電システム:CLPS

DWPT(Dynamic Wireless Power Transfer)方式により、地面に送電装置を埋めて車両に受電装置を搭載します。ALCSにより車高を下げることで充電効率が上がり、受電装置の小型化と軽量化が期待されます。この方式で充電時間の短縮と車載バッテリーを減らしても航続距離を延ばすことにつながります。

THKのEV向け先進技術を搭載したEVプロトタイプLSR-05

THKは、2023年10月25日(水)に東京ビッグサイトで開催された「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」に、THKのEV向け先進技術を搭載した実走可能なEVプロトタイプ「LSR-05」を世界で初めて展示しました。

「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」出展のプレスリリースはこちら

中村史郎氏(SNDP)× 寺町彰博 会長(THK)スペシャル対談映像

ジャパンモビリティショー(JMS)2023を終えて、株式会社 SN DESIGN PLATFORM 代表取締役CEO 中村 史郎とTHK株式会社 代表取締役会長CEO 寺町 彰博によるスペシャル対談が実現しました。
JMSの振り返りをはじめ、EVプロトタイプ「LSR-05」の開発経緯や狙い、日本の自動車産業への想い、そしてTHKのEV開発に対する考え方や挑戦など、30分間にわたりお互いの熱意が余すことなく語られています。

問い合わせ先

マーケティングPR部 製品情報・広報企画促進課 担当:中川 / 石川
TEL:03-5730-3845
E-mail:thk-sp@thk.co.jp