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総ボールタイプ中トルク形ボールスプライン

中トルク形ボールスプラインは、スプライン軸の外周2~3箇所の突起部をそれぞれ左右から挟み込み、無理なく予圧が付与できるように4~6条の負荷ボール列が配置されています。
ボール列は、内部に組込まれた特殊合成樹脂のリテーナにより、整列循環運動するように保持されているので、スプライン軸を抜いてもボールが脱落することはありません。

種類

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  • 軽量
  • コンパクト
  • 中トルク形
  • フランジタイプ
  • 円筒タイプ
  • 中実スプライン軸
  • 中空スプライン軸
中トルク形 LT形
  • 中トルク形
  • 円筒タイプ
  • 中実スプライン軸
  • 中空スプライン軸

スプライン軸径ø : 4,5,6,8,10,13,16,20,25,30,40,50,60,80,100

中トルク形 LF形
  • 中トルク形
  • フランジタイプ
  • 中実スプライン軸
  • 中空スプライン軸

スプライン軸径ø : 6,8,10,13,16,20,25,30,40,50,60

コンパクト LT-X形 / LT-XL形
  • 中トルク形
  • コンパクト
  • 円筒タイプ
  • 中実スプライン軸
  • 中空スプライン軸

スプライン軸径ø : 3,4,5,6,8,10,13,16,20,25,30

コンパクト LF-X形 / LF-XL形
  • 中トルク形
  • コンパクト
  • フランジタイプ
  • 中実スプライン軸
  • 中空スプライン軸

スプライン軸径ø : 3,4,5,6,8,10,13,16,20,25,30

コンパクト LFK-X形
  • 軽量
  • 中トルク形
  • コンパクト
  • フランジタイプ
  • 中実スプライン軸
  • 中空スプライン軸

スプライン軸径ø : 5,6,8,10,13,16,20,25,30

コンパクト LFH-X形
  • 軽量
  • 中トルク形
  • コンパクト
  • フランジタイプ
  • 中実スプライン軸
  • 中空スプライン軸

スプライン軸径ø : 5,6,8,10,13,16,20,25,30

特長

構造と特長

ball_spline_medium_torque_type_ja_img_f11.jpg

中トルク形ボールスプラインは、スプライン軸の外周2~3箇所の突起部をそれぞれ左右から挟み込み、無理なく予圧が付与できるように4~6条の負荷ボール列が配置されています。
ボール列は、内部に組込まれた特殊合成樹脂のリテーナにより、整列循環運動するように保持されているので、スプライン軸を抜いてもボールが脱落することはありません。

大きな負荷容量

ボール転動面はボール曲率にほぼ等しいサーキュラーアーク溝に成形され、しかもアンギュラコンタクト構造のため、ラジアル方向とトルク方向に大きな負荷容量を持っています。

アンギュララッシ“ゼロ”

向い合う2条のボール列は、互いに接触角20°でスプライン軸突起部を挟み込み、予圧を付与したアンギュラコンタクト構造の採用により、回転方向のアンギュララッシをゼロにし、剛性を上げることができます。

高剛性

接触角が大きく適正な予圧を与えることにより、高いトルク剛性・モーメント剛性が得られます。

ボール保持タイプ

リテーナによりスプライン軸からスプラインナットを抜いてもボールは脱落しません。(LT4,5形は除きます)

スプライン軸の種類

精密中実スプライン軸(標準タイプ)
スプライン軸の転動面を精密研削によって高精度に加工し、スプラインナットを組合わせます。
特殊スプライン軸
スプライン軸端、あるいは中間の径を太くする場合に、スプライン部を特殊加工で製作します。
中空スプライン軸(Kタイプ)
配管・配線・エア抜き、あるいは重量軽減等が必要な場合に、引抜き中空スプライン軸を用意しています。
中空スプライン軸(Nタイプ)
配管・配線・エア抜き、あるいは重量軽減等が必要な場合に、引抜き中空スプライン軸を用意しています。

ハウジング内径公差

スプラインナットとハウジングのはめあいは、一般的には中間ばめとします。ボールスプラインの精度をさほど必要としない場合は、すきまばめとします。

表1 ハウジング内径公差

ハウジング内径公差

一般的な使用条件

H7

すきまをおさえる場合

J6