RW形の組付けは、次の手順で行ってください。

組付前の部品の点検

ハウジングや他の組付部品は汚れのないようきれいに洗浄し、バリやカエリのないことを確認します。

軸またはハウジングへの挿入

挿入中は傾きやすいため、プラスチックハンマーなどで水平出しをしながら、少しずつ円周をハンマリングして挿入していきます。
突き当て面に完全に密着した音が確認できるまで慎重にハンマリングします。

  • 注) 内輪を挿入する際には内輪を、外輪を挿入する際には外輪をハンマリングします。

固定ボルトの締付

  • 装置への取り付けは、回転側の軌道輪から行います。
  • RW形を相手部品へセットした後、RW形を数回揺動させながら固定ボルトの位置を合わせます。
  • 固定ボルトを取付けます。ボルトを手回ししたときに穴ずれによるボルトのせりのないことを確認します。
  • 固定ボルトの締付けは、仮締めから本締めまで3~4段階に分けて対角線上に順に繰返して締付けます。(右図参照)
  • 固定ボルトの締付けは、右表の値に従ってトルクレンチを使用し、均等に締め付けるように行ってください。
ボルトの締付トルク
呼び形番 ボルトサイズ 締付トルク[N・m]
RW228 M6 14
RW297 M8 30
RW445 M8 30

取付手順とメンテナンス