ボールスプラインには、スプラインナットへの異物の流入や潤滑剤の洩れを防止するために、耐摩耗性の高い特殊合成ゴムシールを用意しています。
シール付きスプラインナット(両側シールUU、片側シール)には、リチウム石けん基グリース2号が封入されています。高速運転や長ストロークで使用される場合は、ならし運転後スプラインナットの給脂穴より同系のグリースを再給脂し、機械の稼働を行ってください。
その後は使用状態により適時同系のグリースを給脂してください。
また、グリースの給脂期間は使用条件により異なりますが、通常使用の場合走行距離で100km(6ヵ月~1年)を給脂(交換)の目安としてください。
シール付きでない場合はスプラインナット内にグリースを塗り込むか、スプライン軸の転動面にグリースを塗布してください。

取付手順とメンテナンス