社員インタビュー

Yuri Aoyama
ACE営業プロモーション部 機器免震技術課
2014年入社
理工学部機械情報工学科卒業
建物の立地、条件によって
地震はすべて違う。
免震システムに関わる
醍醐味を感じている。
●ほとんど仕様が異なる
免震システム
大学時代、授業で聞いた免震の仕組みに興味をもち、振動の研究をしていました。専攻している機械系でありながら、免震システムにも取り組んでいるTHKに運命を感じて入社を決めました。
THKの免震システムは大きく2つに分かれています。ひとつは本社ビルにも設置されている建築物用、そしてもうひとつが私の担当している機器用の免震装置です。主な対象はサーバーですが、他にも光学機器や医療機器、精密機器、さらには美術工芸品なども上に乗ることがあり、地震から財産を守る重要な役目を果たしています。
機器用免震装置の大きな特色は、すべてが特注品だということです。基本的なモデルはありますが、建物の立地や条件、搭載する機器の荷重や耐震性能などにより設計の仕様が大きく変わってきます。たとえば立地では、地域や地盤の状況によって想定される地震も異なってきます。さらに、建物の何階に設置するかによっても設定は違ってきます。それだけに、免震システムの開発・設計には、様々な状況に精通した建築、機械の技術者と、十分なノウハウが必要となります。

●ものづくりの上流から
下流まで関われる
仕事をするうえでもうひとつ特徴的なのは、受注から納品までの期間が長いということでしょう。新設するビルに設置する場合には建築期間と同様に2年近くかかるときもありますし、既存のビルのケースでも設計に3カ月は必要になります。この間、お客様だけでなく工事を担当するゼネコンなどとも、きめ細かく打ち合わせをする必要があり、思っていた以上に人との接点が多い仕事です。また期間が長いので、併行して担当する案件も多く、どの仕事を優先させるか自分自身でスケジュールを組み立てることも大切です。そして案件の担当が決まれば仕様の決定から設計、製作の管理まですべて任されます。まさにものづくりの上流から下流まで携わりたいと考えている技術者には最高の職場だと思います。
日本では大きな地震がくるたびに免震システムの効果が実証され、関心が高まっています。最近では商品棚などをそのまま免震装置に載せたいと相談にみえるお客様もいます。私たちも多くの製品を開発していくことで期待に応えていきたいと考えています。

青山 悠里のONEDAY
- 06:30起床。夫と2人分のお弁当を用意してから出勤。
- 08:10出社。朝礼でメンバーの進捗状況を確認してから、設計作業に入る。
- 11:30昼食後、デスクの上に枕を置き、ちょっとお昼寝。午後が全然違う。
- 12:30工事を担当するゼネコンに行き、打ち合わせ。
- 15:00仕様検討と設計作業、来週の出張(施工の立ち会い)に備えた準備など。
- 19:30帰宅。夫と会話をしながら食事をしたり、ピアノを弾いたりとリラックス。

[PRIVATE TIME]
結婚してからの新しい楽しみと。
3歳から習っていたピアノが趣味で、今でも「電子ピアノ+ヘッドホン」で演奏を楽しんでいる。結婚してからは料理にも興味をもち、パエリアなど手の込んだものにも挑戦中。また、「味のある飲み屋」の多い下町らしいエリアに住んでいるので、休日には夫婦で散策し、お気に入りの店を開拓している。
