化学物質の管理・削減
取り組み
リスク物質管理の取り組み
製品を介して人体や生態系の環境に悪影響を及ぼす可能性がある物質を「環境リスク物質」と定義し、部品や材料への含有を原則的に禁止しています。また、不純物として混入の可能性がある物質については、許容値を定め対応しています。
各国、各地域の有害物質に関する法規制への対応としては、THK日本、日本グループ会社、海外グループ会社の生産拠点に「THKグループグリーン調達ガイドライン」を適用し、顧客の要請に応じ必要な情報を提供しています。また、関係省庁への届出についても適切に対応しています。
なお、PRTR法*1で指定されている化学物質の取り扱いは厳格に管理し、指定化学物質を含まない製品への切り替えを進めています。
- *1 PRTR法:特定化学物質の環境への排出量の把握等および管理の改善の促進に関する法律
各拠点での取り組み
甲府工場
PRTR物質削減
洗浄工程で使用している洗浄液TM-800に含まれる化学物質ジエチレングリコールモノブチルエーテルがPRTR対象物質に追加となったため、非含有製品TM-900へ8月から切り替えを行いました。
岐阜工場
PRTR物質削減
2024年5月から研削工程でレール、ブロック用に使用しているノリタケクールNK-81L(4C383)に含有される化学物質ヘキサヒロド-1.3.5トリス-1.3.5トリアジンのPRTR対象物質への追加に伴い、当該対象物質非含有製品NK-81L(2E254)への切り替えを行いました。
三重工場
PRTR物質削減
2024年5月から研削工程でクロスローラーリング・Rガイド・ST製品用に使用しているノリタケクールNK-81L(4C383)はPRTR物質トリアジンを含有しているため、当該物質が非含有であるNK-81L(2E254)へ切り替えました。
山口工場
PRTR物質削減
2024年7月より、研削工程用研削液ノリタケクールNK-81L(4C383)はPRTR物質トリアジンを含有しているため、当該物質が非含有であるNK-81L(2E254)へ切り替えました。 これにより年間のPRTR物質取扱量は、約1,700㎏の削減となりました。