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廃棄物の削減・リサイクルの推進

ゼロエミッションの達成・維持

ゼロエミッションとは、工程中に発生した廃棄物をリサイクルして、他の工業目的に活用できる有益な物質に変換し、廃棄物排出量を限りなくゼロに近づける活動です。当社では「材料、副資材の投入管理」「排出量、最終廃棄物の管理」「再使用・リサイクルの管理」の3つの観点からゼロエミッション活動に取り組んでいます。

当社の事業活動から発生する廃棄物は、金属スクラップ、廃油・廃液、研削スラッジ、梱包材、廃プラスチック等ですが、徹底して分別することで「鉄系廃棄物の製鋼原料化」「砥石粉を含む汚泥のセメント原料化」「廃油の燃料化」「廃プラスチックの再生燃料」といった再利用または有価物化を進めています。

当社は省資源・ゼロエミッションを推進しているなかでエミッション率0.50%未満(処分量/廃棄物総排出量)を年度目標としていますが、2022年は0.14%と、前年度に引き続き目標を達成しました。

廃棄物のリサイクル方法
図
*1 マテリアルリサイクル:廃棄物を次の製品の原料や素材として再利用すること
*2 サーマルリサイクル:廃棄物を燃焼材料として利用すること

プラスチック廃棄物の活動結果

各生産拠点での取り組み

山口工場

製品樹脂部品の再生利用

樹脂部品を成形する際はオリジナル素材を成形した後、未使用樹脂を合成化して再利用しています。結果、樹脂部品購入量の削減(約2トン/年)となっています。

THKインテックス三島工場

木製パレットの再利用

工場と外部加工業者間で使用する木製パレットのサイドを青色した通い箱化の取り組みを進め、現在までに80枚を運用しています。

通い箱
通い箱

THKリズム浜松工場

廃プラスチック減容装置導入

12月に浜松工場は廃プラスチックゴミの削減に向け、減容装置を導入しました。結果、廃プラスチック量は従来の1/10となりました。

新規導入した減容装置
新規導入した減容装置

通い箱化

LMガイド組み立て工程では、3月からLMレールの納入荷姿を段ボールから通い箱(木箱)に変更しました。結果、約12,520kgの段ボールの削減/年となりました。

通い箱
通い箱

THKリズム九州工場

樹脂端材の再生利用

1月から樹脂成型機ラインでは樹脂端材の再生利用を行い、従来の端材排出量30%の削減となっています。

樹脂端材の再生利用
樹脂端材の再生利用

THK常州工場

雨水の再利用

工場周りの緑化に使用する水道水の削減に向けて、4月から雨水収集池の運用を開始しました。結果、水道水使用量約450トン/年の削減となりました。

雨水収集池の設置風景
雨水収集池の設置風景