廃棄物の削減・リサイクルの推進
ゼロエミッションの取り組み
ゼロエミッションとは、廃棄物の再利用等を通して、廃棄物を限りなくゼロにする取り組みです。THKグループでは、「材料、副資材の投入管理」「排出量、最終廃棄物の管理」「再使用・リサイクルの管理」の3つの観点で、ゼロエミッション達成に向けて取り組んでいます。
事業活動から発生する廃棄物は、金属スクラップ、廃油・廃液、研削スラッジ、梱包材、廃プラスチック等ですが、徹底して分別することで製鋼原料、セメント原料、再生燃料等への再利用または有価物化が可能です。特に、近年注目されている廃プラスチックの削減について、製造工程で使用されていたプラスチックのリユースやリサイクル、再利用可能な通い箱の利用等、廃棄量削減を着実に進めています。
THK日本では、エミッション率(処分量/廃棄物総排出量)0.50%未満を目標に掲げています。2024年度のエミッション率は0.21%となり、2023年度に引き続き目標を達成しました。
廃棄物のリサイクル方法

*2 サーマルリサイクル:廃棄物を燃焼材料として利用すること
プラスチック廃棄物の活動結果
各生産拠点での取り組み
無錫(中国)工場
切粉固形化装置
切削加工工程で発生する切り粉のリサイクルに向け5月に切り粉固形化装置(ブリケッター)を導入しました。この結果、420トン/年をリサイクルに回しました。
水溶性廃液処理再生装置の導入
工場全体から排出される廃油の再生利用に向け、水溶性廃液処理再生装置1台を3月に導入しました。この結果、水溶性廃液300kℓ/年の削減となりました。

大連THK(中国)
梱包改善
お客様の了解を得た上で1箱内に詰める梱包物内容を見直し、梱包箱の節約144kg/年につながりました。
