サプライチェーン・マネジメント
基本的な考え方・方針
THK グループは、調達先とのコミュニケーションを図るとともに改善活動を実行し、コスト競争力のある製品作りに向けた最適な調達活動に取り組みます。
1. グローバル調達、最適地調達の推進
2. 業務効率化、DX 活用による生産性の向上
3. 調達先とともに増産体制構築、改善活動推進
調達体制
当社は、グローバル調達を推進し、コスト競争力と市場アクセスを強化するとともに、各国・地域における法規制を遵守した公正な取引を通じて、調達先との健全な関係構築を目指しています。
調達先とは、取引条件の明確化や定期的な見直しを適宜実施するとともに、選定にあたっては地域ごとの経済性とリスクプロファイルに基づき、品質やコストを考慮しています。グローバル調達が進むにつれリスクマネジメントの難易度は年々高まっていますが、定期的な会合や年2回のアンケート実施等の情報交換を通して意思疎通を図っています。
社内では明確な取引条件と下請代金支払遅延等防止法に基づく契約書の整備、法令遵守に関する教育を実施する一方、社外に向けては定期的な会合を通じた調達方針、市場トレンドや法改正情報の共有、意見や改善案の募集等の協働を実施することでサプライチェーン全体の効率化と信頼性向上に取り組んでいます。
今後はさらなるリスク分散やデジタル化を推進し、より強固なサプライチェーン体制を築いていきます。

パートナーシップ構築宣言
当社は、取引先を“共に成長するための重要なパートナー”と位置付けています。お客様に満足していただける製品を供給し続けることを共通の目的とし、新技術、新工法、新素材等の情報を共有する場を設け、協調体制を組むことで製品の改善活動に取り組んでいます。

取り組みと実績(目標を含む)
CSR調達ガイドラインの策定・配布
CSR活動を推進するためにサプライチェーン全体での取り組みが不可欠であるとの考えに基づき、仕入先に「CSR調達ガイドライン」を配布しCSR活動への積極的な取り組みをお願いしています。
CSR調達ガイドライン(666KB)
仕入先との協業
THKは仕入先と加工に関して技術交流会を開催する等、お互いに技術の研鑽に努めています。THK会加盟企業様からは加工技術に関するVA(Value Analysis)提案が積極的に行われ、2024年度は1,589件と2023年度の1,533件に比べ増加しました。
2024年度 |
1,589件 |
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